idea factory from newspaper 2003 7 25
文科系の経営者(arts)
以前、理科系の経営者について書いたが、
文科系の経営者も必要でしょう。
たとえば、パソコンの周辺機器を例に考えてみる。
カタログでは、他社より、高性能であることが、よくわかるが、
実際に、売り場で、製品を見てみると、さえない。
デザインがさえない。色がさえない。
パソコンの周辺機器が、マニア向けであった時代は、
これで、よかったかもしれないが、
しかし、現在では、女性や年配者も、パソコンの周辺機器を買うようになったのです。
こういう時代になると、デザインやカラーリングに配慮する必要がある。
5年前は、パソコンショップでは、客と言えば、男ばかりだったが、
今では、女性の客も増えました。
理科系の経営者は、性能にばかりに目が行き、
デザインやカラーリングは二の次になってしまう。
今から、15年前は、パソコンの色やデザインは、
よく言えば、質実剛健、
悪く言えば、さえない。
こういう時代だったのです。
しかし、これからの時代は、性能がよくて、なおかつ、
デザインやカラーリングがよいことが必要です。
さて、先日、クラシック音楽は、
バッハに始まり、マーラーで、一応の完結があったと書きましたが、
しかし、終わりがあれば、始まりもあるのです。
また、新しい、クラシック音楽に代わるものが、始まるのです。
また、日本のアニメが世界的に流行しています。
これも、新しい絵のトレンドなのです。
デザインやカラーリングが重視されて、音楽や絵は、新しいトレンドが起きてくる。
こういう展開ですので、
芸術家的なセンスを持った経営者も必要です。
さすがに芸術大学出身の人が、社長になるのは、むずかしいかもしれない。
経営感覚が必要です。
arts and sciences
文科系と理科系。
両者を融合させながら、発展させるべきでしょう。
イラク情勢(Iraq)
「襲撃で、米兵が3人、死亡」というニュースがありました。
「フセイン元大統領の息子の殺害に対する報復攻撃か」という可能性があるとのことです。
イラク戦争終結後、米兵が襲われて、死亡するというニュースが多い。
もう、これでは、現場の米兵は、帰国したいというのが正直な気持ちでしょう。
ゲリラ戦と、過酷な気候、長引く駐留。
これでは、どんなに優秀な兵士でも、帰国したいと考えるでしょう。
さらに、1日あたりの駐留経費が巨額です。
このような状況になれば、
国連議決に基づいて、国連による多国籍軍を編成すべきです。
国連議決がないから、兵を派遣しにくい国も多いでしょう。
新規上場(atmosphere of the market)
昨日、株式市場に新規上場した、NECエレは、
市場から、1,500億円も、資金を吸収しました。
人間で言えば、大量の献血をしたようなものです。
しかし、これだけ、市場から、巨額のお金を吸収しても、
市場は元気でしたから、市場のエネルギーは強いと言えるでしょう。